時短プロンプト集|問い合わせ対応をAIで効率化する実用例を紹介
こんにちは、時短ツール案内研究所 所長のトムトムです。
問い合わせへの返信は、一通だけなら数分でも、件数が重なるとじわじわ時間を持っていかれます。しかも、「失礼がないか」「説明が足りないか」「長すぎないか」と考えているうちに、文章そのものより確認に時間がかかることもあります。
私も仕事や副業で文章を作るときは、毎回ゼロから書くのではなく、生成AIに返信文のたたき台を作ってもらう使い方をよくします。ここで大事なのは、AIに丸投げすることではありません。伝える事実と条件をこちらで渡し、言い回しを整えてもらうイメージです。
この記事では、問い合わせ返信や案内文にそのまま使いやすい時短プロンプトをまとめました。さらに、問い合わせが増えてきたときに、プロンプトだけで頑張り続けず、LINE配信やステップ配信へつなげて手作業を減らす考え方まで紹介します。

AIを活用して問い合わせ返信を効率化する日本人女性のイメージ
- 問い合わせ返信を短時間で作るプロンプトの型
- 用途別にコピペできる実用プロンプト
- AI返信で失敗しにくくする確認ポイント
- LINE配信まで自動化して返信回数を減らす方法
時短プロンプトの基本
AIで時短したいなら、短い指示を投げるよりも、「誰に」「何を」「どんな文体で」伝えるのかを最初に渡したほうが、修正回数を減らしやすくなります。長い魔法の言葉を覚える必要はありません。必要な条件を抜けなく伝えることのほうが大切です。
返信文はAIと相性がよい
問い合わせ返信は、生成AIを活用しやすい作業の一つです。理由は、ゼロから新しい事実を考えるより、こちらが渡した情報をもとに文章へ変換する仕事だからです。
たとえば「発送日は8月18日」「到着日は地域によって変わる」「確約はしない」という三つの事実があるなら、それを自然でやわらかい案内文へ変えてもらえます。自分で毎回語順や敬語を考えるより、かなり楽になりますよ。
一方で、AIに「適当に返信して」とだけ頼むと、事実として渡していない内容まで補ってしまう場合があります。そのため、AIには文章を考えてもらい、事実は人が渡すという役割分担がおすすめです。
プロンプトの作り方について詳しく確認したい方は、OpenAI「Prompt engineering best practices for ChatGPT」も参考になります。
プロンプトに入れる六つの要素
問い合わせ対応で使うプロンプトは、毎回長く作り直さなくても大丈夫です。私なら、次の六つを基本にします。

問い合わせ返信の時短プロンプトに必要な要素を整理するイメージ
役割:店舗スタッフ、カスタマーサポート担当など
目的:質問への回答、日程案内、確認依頼など
相手:購入者、予約者、見込み客など
事実:商品名、日時、対応可否、注意事項など
文体:丁寧、やわらかい、短め、親しみやすいなど
出力条件:200文字以内、件名不要、箇条書き禁止など
この六つがあれば、「丁寧に返信して」だけで頼むより、欲しい文章に近づきやすくなります。特に効果が大きいのは事実と禁止事項を分けて書くことです。
たとえば「到着日を保証しない」「電話対応を案内しない」「入力していない内容を追加しない」といった条件があるなら、最初から書いておきます。あとから削るより、そのほうが一度で使いやすい文章になりやすいです。
◆トムトムのワンポイントアドバイス
私は「いい感じに書いて」より、「必ず入れる内容」と「入れない内容」を先に決めるほうが使いやすいと感じています。文章力をAIに求めるより、判断基準をこちらが渡す感覚ですね。
問い合わせ返信の万能プロンプト
まずは、幅広い問い合わせに流用しやすい型を一つ持っておくと便利です。商品販売、予約受付、店舗案内、サービス業などでも、事実部分を入れ替えれば使えます。
基本の返信文を作る
次のプロンプトは、問い合わせ内容と回答に必要な事実を渡し、自然な返信文へ変えるための基本形です。
コピペ用プロンプト
あなたは丁寧で親しみやすいカスタマーサポート担当です。
以下の問い合わせに対する返信文を作成してください。
【問い合わせ内容】
ここに相手から届いた文章を貼る
【返信で必ず伝える事実】
・ここに事実1
・ここに事実2
・ここに事実3
【文体】
・丁寧だが堅すぎない
・相手への気遣いを一言入れる
・結論がすぐ分かる
・200文字前後
【禁止事項】
・入力していない事実を推測しない
・断定できない内容を言い切らない
・過度に謝罪しない
完成した返信文だけを出力してください。
ポイントは、相手から届いた文章をそのまま貼るだけでなく、こちらが伝えたい事実を別欄にすることです。これでAIが「相手の質問」と「こちらの回答材料」を区別しやすくなります。
もっと短い返信にする
LINEやチャットでは、メール向けの丁寧な文章をそのまま使うと長く見えます。そんなときは、短文化専用の指示を追加します。
コピペ用プロンプト
以下の返信文を、LINEで読みやすい短文に書き直してください。
【条件】
・100文字から150文字程度
・結論を最初にする
・1文を短くする
・丁寧だが堅すぎない
・必要な情報は削らない
・絵文字は使わない
【元の返信文】
ここに文章を貼る
書き直した本文だけを出力してください。
用途別の時短プロンプト集
ここからは、問い合わせ対応でよく出る場面別に使えるプロンプトを紹介します。全部を保存する必要はありません。自分の仕事で繰り返し発生するものから二つ、三つだけ定型化すると、それだけでも返信作業が軽くなります。
不足情報を確認する
注文番号、希望日時、商品名などが足りず、すぐ回答できないケースで使えます。確認事項が多いと冷たい印象になりやすいので、理由を短く添えるのがコツです。
コピペ用プロンプト
問い合わせへの確認依頼文を作成してください。
【現在分かっていること】
ここに内容
【追加で確認したいこと】
・注文番号
・対象の商品名
・希望する対応内容
【条件】
・相手に手間をかけることへの配慮を一言入れる
・確認が必要な理由を短く伝える
・質問は見落としにくい形にする
・責める印象にしない
・150文字から250文字程度
返信文だけを出力してください。
「情報が足りません」ではなく、「確認でき次第、案内するために必要」という方向で書かせると、受け取る側の印象もやわらかくなります。
発送日や納期を案内する
配送や納期の案内では、予定と確定を混ぜないことが大切です。AIに自然な文章を作らせる前に、どこまで確定しているかを明示します。
コピペ用プロンプト
購入者向けの発送案内文を作成してください。
【確定している事実】
・発送予定日:8月18日
・発送元:日本
・追跡番号:発送後に案内
【確定していないこと】
・到着日は地域や配送状況で変わる
・到着日の保証はできない
【条件】
・不安をあおらない
・「必ず届く」などの保証表現は使わない
・丁寧で自然な日本語
・200文字以内
完成文だけを出力してください。
納期や費用のように、あとからトラブルにつながりやすい内容は、AIに推測させないこと。数字や日付は元データと照合してから送るのが基本です。
予約や日程を案内する
予約受付では、空き日時を並べるだけでなく、相手が次に何をすればよいかが一目で分かる文章にすると往復を減らせます。
コピペ用プロンプト
予約希望者への日程案内文を作成してください。
【案内する候補】
・8月20日 10:00
・8月20日 14:00
・8月21日 11:00
【相手にお願いすること】
希望日時を1つ返信してもらう
【条件】
・候補日時を見やすくする
・予約確定前であることが分かる表現にする
・丁寧だが事務的すぎない
・最後に返信してほしい内容を明確にする
本文だけを出力してください。
クレームへ落ち着いて返信する
感情が含まれる問い合わせでは、こちらも急いで返すと文面が硬くなったり、必要以上に非を認める表現になったりします。まず事実確認と気遣いを分けて作ると扱いやすくなります。
コピペ用プロンプト
以下のクレームに対する一次返信を作成してください。
【相手の内容】
ここに問い合わせを貼る
【現時点で確認できている事実】
ここに事実を書く
【まだ確認できていないこと】
ここに未確認事項を書く
【条件】
・不快な思いをさせた点への配慮を示す
・未確認事項について責任の所在を断定しない
・必要な確認を行うことを伝える
・感情的な表現は使わない
・補償や返金を勝手に約束しない
・200文字から300文字程度
返信文だけを出力してください。
返金、補償、契約、法的責任などが関わる場合は、AIが作った文章をそのまま送らず、会社のルールや担当者の判断を優先してください。AIは文面作成の補助には向きますが、決裁者ではありません。
対応できない依頼を断る
「できません」だけだと冷たくなりやすく、長く説明すると言い訳っぽくなります。断る理由、できない範囲、代わりに案内できることの順にすると伝わりやすくなります。
コピペ用プロンプト
お客様の依頼を丁寧にお断りする文章を作成してください。
【依頼内容】
ここに内容
【対応できない理由】
ここに事実のみ記載
【代わりに案内できること】
ここに代替案
【条件】
・相手を否定する言い方にしない
・できないことは曖昧にしない
・代替案を押し付けない
・200文字以内
・過度な謝罪はしない
完成文だけを出力してください。
問い合わせ後をフォローする
資料送付後、予約案内後、見積もり後など、一定期間が空いた相手へのフォロー文もAIで作れます。売り込み感を出しすぎず、相手が次に選べる行動を示すのがポイントです。
コピペ用プロンプト
以前問い合わせをいただいた方へのフォロー文を作成してください。
【前回のやり取り】
ここに内容
【今回伝えたいこと】
ここに案内
【相手が選べる次の行動】
・質問する
・予約する
・今回は見送る
【条件】
・催促している印象を出しすぎない
・短く読みやすくする
・「今すぐ」など煽る表現を使わない
・LINE向けに150文字程度
本文だけを出力してください。
このフォローが月に数件なら、AIで作って送るだけでも十分です。しかし、毎週何十人にも同じ流れで送るなら、文章作成の時短だけでは足りなくなってきます。
AI返信の精度を上げるコツ
プロンプトを使っても、毎回大幅に直していたら時短になりません。ここでは、修正を減らすために私が意識しているポイントを紹介します。特別な知識より、入力の仕方で変わる部分が大きいです。
完成例を一つ見せる
自分らしい返信文がすでにあるなら、それを見本として一つ渡す方法が使えます。「この文章の温度感に合わせて」と伝えるだけでも、口調が安定しやすくなります。
たとえば、普段の文章が「恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます」ではなく、「お手数ですが、ご確認をお願いいたします」くらいの距離感なら、その実例を見せます。言葉だけで「やわらかく」と伝えるより、具体例のほうがズレを減らしやすいです。
推測禁止を明記する
問い合わせ対応で一番避けたいのは、読みやすいけれど事実が違う文章です。そのため、「入力していない価格、日付、制度、在庫、保証内容を推測しない」といった一文を定型プロンプトへ入れておきます。
特に商品仕様、契約条件、料金、返金、配送予定、個人情報の扱いは要注意。ここは文章の自然さより正確さが優先です。最終送信前に、固有名詞・数字・日付だけでも見直してください。
よく使う条件を固定する
毎回「丁寧に」「短めに」「絵文字なし」と入力するのも地味に面倒です。そこで、自分用の基本条件を一つ作って保存しておきます。
私なら固定する条件
「丁寧だが堅すぎない」「結論を先にする」「一文を長くしすぎない」「入力していない事実を追加しない」「相手を責める言い方をしない」「完成文だけ出す」の六つです。
問い合わせごとに変えるのは、相手の文章と事実だけ。これならプロンプトを考える時間まで減らせます。
仕事全体のテンプレート化や自動化も見直したい場合は、仕事効率化の7つの方法|今日からできる実践術で、日々の作業を少しずつ減らす考え方を紹介しています。
プロンプトだけでは限界がある
AIを使うと返信文はかなり作りやすくなります。ただ、問い合わせが増えるほど「AIを開く」「内容を貼る」「文章を確認する」「LINEへ戻って送る」という手順自体が積み重なります。ここから先は、速く書くより、送る回数そのものを減らす発想が効いてきます。

手作業の問い合わせ対応をAIと自動配信で効率化するイメージ
個別返信と定型案内を分ける
まず、すべての問い合わせを個別対応だと思わないことです。実際には、よくある質問、予約前の案内、資料送付後のフォロー、来店前日の連絡など、同じ内容を何度も送っているケースがあります。
| 対応の種類 | 向いている方法 | 人が確認する場面 |
|---|---|---|
| 一人ずつ内容が違う質問 | AIで返信文を作る | 事実・表現・最終送信 |
| よくある質問 | 定型文・FAQ | 内容が変わったとき |
| 予約後の案内 | 自動配信 | 例外が起きたとき |
| 一定期間後のフォロー | ステップ配信 | 個別相談が来たとき |
返信作成から配信自動化へ進む
たとえば、資料請求をした人へ「資料はこちらです」と返信し、その翌日に補足案内、さらに数日後に相談予約の案内を送っているとします。AIなら三通の文章を短時間で作れます。しかし、毎回人が送っている限り、送信作業は残ったままです。
そこで、最初にAIで文面を作り、その文章をステップ配信へ登録します。そうすれば二人目、三人目以降は、同じ流れを手で送る必要がありません。時短は「一通を早く書く」から「同じ一通を何度も手で送らない」へ進めると、効果を感じやすくなります。
私がここで伝えたいのは、AIを使いこなすこと自体が目的ではないということです。AIを開く回数まで減らせる仕事なら、自動配信へ移したほうがラクな場合があります。
◆トムトムのワンポイントアドバイス
AIで文章を作れるようになると、つい全部AIに聞きたくなります。でも、同じ案内を十回作っているなら、それはプロンプト改善より自動配信を考えるサインです。
LINE対応を自動化する方法
問い合わせの入口がLINE公式アカウントなら、AIで文面を作る方法と、LINE側の配信を自動化する方法を組み合わせやすくなります。ここで候補になるのが、LINE公式アカウントの拡張ツールであるプロラインフリーです。

LINEの問い合わせ案内や予約対応を自動化する仕組みのイメージ
プロラインフリーでできること
プロラインフリーでは、ステップ配信をはじめ、フォーム、予約、リマインド、顧客ごとの情報管理、行動に応じた案内などを組み合わせられます。
たとえば、「友だち追加後に案内を送る」「回答内容によって次の案内を変える」「予約した人へ必要な情報を届ける」「一定のタイミングでフォローする」といった流れを作れます。
つまり、AIが得意な文章を作る作業と、プロラインフリーが担える決めた条件に合わせて案内を届ける作業を分けられるわけです。
もしあなたが、LINEで同じ案内を何度も送っているなら、一度プロラインフリーを触ってみると「どこまで手作業を減らせそうか」がイメージしやすいかなと思います。
このリンクについて
上記は、時短ツール案内研究所の紹介用リンクです。リンク先からプロラインフリーに登録された場合、当サイトに紹介成果が発生することがあります。プロラインフリーに興味がある方は、このリンクから内容を確認してください。
こんな人は試しやすい
特に相性を考えやすいのは、すでにLINE公式アカウントを使っていて、同じ問い合わせや案内を繰り返している人です。
たとえば、個人営業、店舗、サロン、スクール、サービス業などで、「お問い合わせありがとうございます」「ご希望の内容を選んでください」「予約はこちらです」「前日になりましたのでご確認ください」といった文章を何度も送っているなら、自動化できる部分が見つかる可能性があります。
逆に、LINEをほとんど使っていない場合や、毎回まったく違う相談だけを受けている場合は、いきなりツールを増やす必要はありません。まずAIによる返信文作成だけでも十分です。
大切なのは、プロラインフリーを使うことではなく、あなたが今繰り返している作業を減らせるかを見ること。その判断をしたうえで試すのがいいでしょう。
最初は一つの流れで十分
最初から複雑なLINEを作る必要はありません。むしろ、よく発生する一つの流れだけを対象にしたほうが分かりやすいです。
例:相談予約までの流れ
友だち追加 → 希望内容を選択 → 必要な案内を送信 → 予約へ案内 → 予約後に確認メッセージ → 必要に応じてリマインド
この流れなら、案内文の作成をAIに手伝ってもらい、完成した文章をプロラインフリー側に設定するという使い方ができます。
一度作った案内を繰り返し利用できれば、次の問い合わせが来るたびにAIへ同じプロンプトを入れ直す必要もありません。
プロラインフリーには無料で始められるプランがあるので、「自分のLINEでも使えそうかな」と感じた段階で実際の画面を確認する方法もあります。
AIとLINE自動化を使い分ける
AIとLINE自動化は、どちらか一方を選ぶものではありません。AIは「その人に合わせた文章を作る」、自動配信は「決まっている案内を繰り返し届ける」と考えると分かりやすいです。
たとえば、初回問い合わせの内容が毎回違うならAIで返信のたたき台を作ります。一方、予約完了後の案内や前日のリマインドは内容がほぼ同じなので、自動配信へ回す考え方があります。
さらに、相手の回答によって案内が変わるなら、選択内容に合わせて次の流れを変える方法も検討できます。
この使い分けができると、「AIで文章を書く時間を半分にする」だけではなく、「そもそも文章を作らなくてよい問い合わせを増やす」という時短へ進めます。
時短効果を出す導入手順
便利なツールを増やすだけでは、かえって確認する画面が増えてしまうことがあります。そこで、今ある問い合わせを見ながら、AIと自動化を順番に入れていくのがおすすめです。
繰り返し質問を書き出す
過去一か月くらいの問い合わせを見て、「何度も同じことを答えている質問」がないか探します。配送、予約、営業時間、必要書類、料金の確認方法、利用前の注意点など、業種によって繰り返しは出てきます。
同じ回答を何度も使っているなら、まず定型文候補です。さらに、決まったタイミングで送っている案内なら自動配信候補になります。
ここで初めて、どこにAIを使うか、どこを自動化するかが見えてきます。
返信テンプレートをAIで作る
次に、よく使う返信をAIで作り、実際に自分が送れる文章へ直します。この段階では完璧な自動化を目指しません。「この質問が来たら、この文章をベースにする」という型を作るだけで十分です。
二回、三回使ってみて違和感があれば、プロンプト側に条件を追加します。文章が長いなら文字数を指定する。謝罪が多いなら「過度に謝罪しない」と入れる。結論が遅いなら「最初の一文で回答する」と指定する。
そうやって、自分の問い合わせ対応に合わせて少しずつ使いやすくしていきます。
定型案内だけ自動配信する
テンプレートが固まったら、全員に共通する案内だけ自動配信へ移します。予約後の確認、前日の連絡、資料請求後の案内などは、比較的取り組みやすい部分です。
反対に、クレーム、返金相談、複雑な契約確認、例外処理などは人が確認する前提にします。全部を自動化しないことも、失敗しにくくする大切な考え方です。
個別対応だけ人に残す
最終的に、人が対応するのは「相手によって答えが変わるもの」に寄せていきます。
文章のたたき台はAI、繰り返す案内は自動配信、判断が必要な質問は人。この分担なら、AIを導入したのに確認作業ばかり増える状態を避けやすくなります。
情報収集そのものにも時間がかかっているなら、AIで情報収集を自動化する方法|時短実践ガイドもあわせて読むと、調べる工程から見直せます。
AI返信で気をつけること
AIは便利ですが、問い合わせ対応は相手との信頼に直結します。速さだけを優先すると、間違った案内を短時間で送ってしまうこともあります。最後に、特に注意したいポイントを確認しておきましょう。
個人情報を入れすぎない
問い合わせ文をAIへ貼り付けるときは、氏名、住所、電話番号、注文番号、会員情報など、必要以上の個人情報を含めないようにします。会社で利用する場合は、自社の情報管理ルールや利用しているAIサービスの設定も確認してください。
文章を作るだけなら、「購入者A」「注文番号は伏せる」といった形でも十分なケースがあります。便利だから何でも貼るのではなく、文章作成に必要な情報だけ渡す意識が大切です。
数字と固有名詞は確認する
AIが作った文章は自然に見えるため、数字の間違いを見落としやすいです。送信前に、価格、日付、時間、数量、商品名、プラン名、URLなどを目で確認します。
特に料金や契約条件は、古い情報と混ざると困ります。公式情報や社内資料を確認し、確定した事実だけをプロンプトへ入れてください。
自動化しすぎない
自動配信が便利でも、すべての問い合わせを一律に流すのはおすすめしません。相手が困っているのに定型メッセージだけ続いたら、かえって不満につながる場合があります。
「よくある案内は自動」「個別相談は人へ」という出口を用意しておくと安心です。回答内容によって個別相談へつなげる、チャットへ切り替える、担当者が確認する、といった運用を考えておきます。
◆トムトムのワンポイントアドバイス
自動化の目的は、人を消すことではありません。繰り返し作業を減らして、本当に人が対応したほうがよい相談へ時間を使えるようにすることです。ここを間違えなければ、AIもLINE自動化もかなり使いやすくなりますよ。
よくある質問
時短プロンプトやAIでの問い合わせ対応について、よく出やすい疑問をまとめます。
時短プロンプトに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 問い合わせ返信はAIにそのまま送信させても大丈夫ですか?
A. 内容によります。定型案内でも、最初は人が確認したほうが安心です。特に料金、納期、契約、返金、個人情報などが含まれる返信は、AIの文章をそのまま送らず、事実と社内ルールを確認してください。運用が固まった定型案内から自動化へ移す方法がおすすめです。
Q2. 短いプロンプトでも時短できますか?
A. できます。ただし、「丁寧に返信して」だけでは修正が増えやすいです。相手、目的、必ず伝える事実、文体、文字数、禁止事項のうち必要なものを入れると、短いプロンプトでも実用的になります。毎回共通する条件はテンプレートとして保存しておくと楽です。
Q3. LINEの返信にも同じプロンプトを使えますか?
A. 使えます。メール向けより短くしたい場合は、「150文字以内」「結論を先にする」「一文を短くする」「件名不要」などを追加してください。すでに長い返信文があるなら、新規作成ではなくLINE向けに短文化してもらう方法も便利です。
Q4. AIで返信を作るだけでも十分に時短できますか?
A. 問い合わせ件数が少ないうちは十分役立ちます。ただ、件数が増えると、AIへ貼り付けて確認し、別の画面で送る作業が残ります。同じ案内が繰り返されるようになったら、定型文やステップ配信へ移すと、返信回数そのものを減らせます。
Q5. プロラインフリーはどんな場合に使いやすいですか?
A. LINE公式アカウントで、予約案内、フォーム回答後の案内、ステップ配信、リマインドなどを繰り返している場合は検討しやすいです。個別の質問は人やAIで対応し、同じ内容を繰り返す部分を自動配信へ回す使い方が分かりやすいでしょう。利用するときは最新の機能や条件も確認してください。
時短プロンプトを活用しよう
問い合わせ対応をAIで時短するなら、まずはよく使う返信を一つ選び、この記事の万能プロンプトへ当てはめてみてください。相手の文章、伝える事実、文体、禁止事項を渡すだけでも、ゼロから書く負担はかなり減らせます。
ただし、件数が増えたら次の段階です。AIで文章を作るだけでは、送信やフォローの手間まではなくなりません。よくある案内、予約後の連絡、一定期間後のフォローは、LINEのステップ配信などへ移すことで、同じ文章を何度も作って送る作業を減らせます。
AIは個別返信のたたき台、LINE自動化は繰り返し案内。この役割分担ができると、問い合わせ対応の時短はかなり進めやすくなります。
そして、すでにLINE公式アカウントで同じ案内を繰り返しているなら、プロラインフリーを一度確認してみる価値はあります。最初から大きな仕組みを作る必要はありません。まず一つの案内を自動化できるか試してみるところからで十分です。
まずは一つの返信文をAIで作る。その次に、「この案内は次回も人が送る必要があるのか?」を考えてみてください。そこまで見直せると、単なる文章作成の時短から、問い合わせ対応そのものを軽くする仕組みへ進めます。


